洋楽と脳の不思議ワールド

60年代のマイナーなビート・バンド紹介と駄洒落記事、書評に写真がメインのブログです。

読書

辻潤「ですぺら」初版本/パンク小説「アナーキー・イン・ザ・JP」・・・The Sex Pistols

辻潤は澁澤龍彦と並んで、ボクの人間形成に大きな影響を与えた人なので、2008年の記事を一部書き直して再掲載する。 2人とも思想や政治が大嫌いで、主義主張なるものを田舎者の意匠として軽蔑した。 今日、ボクがネトウヨなる人種を軽蔑し、嫌っている…

カート・キャノン「酔いどれ探偵街を行く」・・・傑作ハード・ボイルド・・Suede

梅雨が明けた。 食料品の買出しに街まで出かけたついでに、いつもの店で餃子を肴にビールをあける。 昼酒は効く。 13時に帰ったら、バタンキューで4時間も昼寝をしたらしい。 目覚めたとき、昼寝だったとは気づかす、5時というのはちょっと朝が早いけど…

織田作之助「妖婦」「可能性の文学」初版本・・・The Zutons・・Who Killed

「妖婦」表紙と裏表紙。 目次。 奥付。昭和22年2月25日発行。定価40円。風雪社刊。 昭和22年1月に亡くった織田作の死後出版。 戦前から戦後にかけて、単行本未収録の作品を収めた短篇集。 このうち「漂流者」(昭和17年)が最も古く、「妖婦」(…