いい男の条件・・・・Rings And Things - Strange Things Are Happening
文士という人種は、誰もが惚れ惚れするようないい男ばかりだ。
銀座にあった文壇酒場「ルパン」で撮られた織田作之助の人懐っこい笑顔。
理路整然と散らかった書斎の坂口安吾。
こんな写真を中高生の多感な思春期に見たら、憧れないほうがおかしい。
まして「無頼派」作家の冠をかぶっていたのだからなおさらだ。
織田作の発禁本になった「青春の逆説」初版本。
自由な言論を手に入れた戦後憲法の下で育った人間には、何が理由で検閲により発禁処分を受けたのか分からない。
が、戦前ってのがそんな時代だったと知るだけでいい。
坂口安吾の作品中、イチバン好きな「青鬼の褌(ふんどし)を洗ふ女」初版本。
写真はそれぞれの扉。
奥付。写真がはっきりしないと思うが、「青春の逆説」は昭和16年7月10日発行。「青鬼の褌を洗ふ女」は昭和22年12月10日発行。
両書とも、昔ヤフーブログで解説・紹介したので、ここではやらない。
「ぶんし」がそんなにかっこいいなら「分母」はどうなんだ~?
という疑問が当然出てくると思う。
ちゃんと用意しておきました。
かっこいいぶんぼ うぐです。
あれ、なんか写真が違うみたい。
文ぼうぐと言いたかったんだけどなあああ。
おかしい~? これまでこんな間違いはしなかったんだけど・・。
変なことが起きつつあるのかな?
Rings And Things はモントリオールのバンドで、地元のマイナーレーベルから68年10月にリリースしたところ、UKの Fontana が目をつけ、同年中に英国とオランダでリリースされている。
写真はオランダ盤ジャケ。